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2007年11月12日 (月曜日)

地球の歩き方

エジプトを訪れる観光客には二つのタイプがあります。多いのはグループの目印のバッヂなどを付けて、ガイドの後について歩く団体ツァー。もう一つはガイドブックを手にして1~2人で歩いている個人ツァー。日本人の定番ガイドブックは黄色い表紙の 【地球の歩き方】 。 情報量が多くて便利です。 

その中に「タハリール(市内のターミナル)からギザのピラミッドに行くには大型バス357番が便利」とあります。
ある日、ギザの終点まで「357番」に乗ってみました。エアコン完備。冷房効率を考えてか、カーテンは閉めてある。料金は2ポンド(41円相当)。

終点(ギザのピラミッドよりもう少し先の新興住宅街でした)に近づくにつれて2人、3人と降りていってとうとう私一人になった。
ドライバー氏:「お前、何処まで行きたいんだ?ここで終点だぜ。」
私:『(来た道を指さして)・・・あっち。』
「ハラム(ピラミッド)?よし、そのまま座っていろ。」

5分ほどの休憩の後、発車・・・しようとしたがギアが入らない!

こちらのバスは大・中・小型とあり、ギアチェンジの方式もマニュアル車やオートマチック車が混在しています。この車両はプッシュボタンで操作するオートマ車でした。
そのスイッチ(押しボタン)がリセットされない。(=動かない=帰れない)

ドライバー氏、車を降りて道端に落ちていた小さな鉄板を拾って戻ってきた、・・・と思いきや、それでネジを緩めておもむろに運転席のコンソール・パネルをバラシ始めた。(工具ぐらい備えておけよ)
次に、一緒に拾ってきた針金をスイッチボックスに突っ込んでひねくりだした。(効果なし)
スイッチボックスを元に戻して、拳で叩き始めた。(ドキドキ・・・)
・・・ガクンA! Cと、ギアが入った。(BこれDで帰れる!・・・かな?)   

【写真左から】
①357番 ②ドライバー氏は工具を”拾いに”行っている。エンジンはかかったまま。が、よく見ると「キー」はついていない。 ③やや焦りだしたドライバー氏 ④修理完了…?

走り出してから、途中で何人もの人が乗ろうとしましたが、
「車庫に帰るから乗れないよ。」(ごもっとも)
・・・【黄色い表紙のガイドブック】 を持った女性が二人。「あ、357番!これこれ!」と言って乗り込んできた。「タハリール?」
「No、 ガラージ、ガラージ(車庫に帰るよ)」
女の子達、若干パニックでした。「え?何て言ってるの・・・?」

私、『(横からおもむろに) このバスは故障したから乗れませんよ。とりあえず通りかかったバスに向かって「タハリール!」と連呼したらどれか停まってくれるよ。』
「え!そ、そうですか。どうもぉ~・・・。」

目当てのバスに乗れなかったことよりも傍らから急に日本語で話しかけてきた怪しい「ヒゲの東洋人」の方に驚いた様子でした。
【ガイドブック】 には「親切そうに話しかけてくる人には注意」とも書いてあります・・・。

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